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纏頭
ふりがな文庫
“纏頭”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
てんとう
65.7%
はな
22.9%
しゅうぎ
5.7%
ちっぷ
2.9%
ひきでもの
2.9%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てんとう
(逆引き)
小桜姫とレツドローズ嬢とは両派の名妓にして彼が一月の
纏頭
(
てんとう
)
は二万円を下らずといふ。世人この地を称して楽園と呼びまた白魔窟と呼ぶ。
四百年後の東京
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
纏頭(てんとう)の例文をもっと
(23作品)
見る
はな
(逆引き)
お祖母さんは奥勤め中たまさかの休みに芝居見物に行き
贔屓
(
ひいき
)
のこども役者を芝居茶屋へ聘んで
纏頭
(
はな
)
をとらせるのを楽みにしたという話だから
美少年
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
纏頭(はな)の例文をもっと
(8作品)
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しゅうぎ
(逆引き)
「
纏頭
(
しゅうぎ
)
をするぞ。それ、
錦
(
にしき
)
を着て
行
(
ゆ
)
け。」
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
纏頭(しゅうぎ)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
ちっぷ
(逆引き)
清岡はその晩、君江が物言いのしずかなのと、挙動の疎暴でないのを殊更うれしく思って、
纏頭
(
ちっぷ
)
は拾円奮発してその帰途をそっと外で待っていた。
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
纏頭(ちっぷ)の例文をもっと
(1作品)
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ひきでもの
(逆引き)
滿座の人々感に堪へざるはなく、
中宮
(
ちゆうぐう
)
よりは殊に女房を使に
纏頭
(
ひきでもの
)
の
御衣
(
おんぞ
)
を懸けられければ、二人は
面目
(
めんもく
)
身に餘りて
退
(
まか
)
り出でぬ。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
纏頭(ひきでもの)の例文をもっと
(1作品)
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“纏頭”の意味
《名詞》
祝儀として出す金銭。
歌舞や演芸を行った者に出す褒美の金銭。
(出典:Wiktionary)
纏
漢検準1級
部首:⽷
21画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“纏”で始まる語句
纏
纏綿
纏足
纏向
纏繞
纏縛
纏絡
纏布
纏夤
纏持
“纏頭”のふりがなが多い著者
紫式部
高山樗牛
上田敏
北村透谷
谷崎潤一郎
正岡子規
岡本かの子
佐藤垢石
泉鏡花
国枝史郎