“御衣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おんぞ37.8%
ぎょい29.7%
みけし8.1%
おころも5.4%
ごろも5.4%
みそ2.7%
おんころも2.7%
ぎよい2.7%
みころも2.7%
ミソ2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母屋の几帳のかたびらひきあげて、いとやをら入り給ふとすれど、みな静まれる夜の御衣のけはひ、柔らかなるしもいとかりけり。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
下賜品は女院からお出しになったが、なお親王はからも御衣を賜わった。この当座はだれもだれも絵合わせの日の絵のをし合った。
源氏物語:17 絵合 (新字新仮名) / 紫式部(著)
雲の峰一道二道と山のより立ち昇りて、神女白銀の御衣いて長し、我にいま少し仙骨を有するの自信あらば、して天際に達する易行道となしたりしならむ、下は荒邈として、裾野も
霧の不二、月の不二 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
高野の大師堂では、毎年四月二十一日の御衣替えに、大師堂の御像の衣を替えて見ると、いつもその一年の間に衣の裾が切れ、泥に汚れていました。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
骨と皮ばかりの青黒くからびた身體を、羊羹色になつた破れ御衣に包んで、髯だらけの顏、蟲喰ひ頭、陽にけて思ひおくところなく眞つ黒になつた顏を少し阿呆たらしく擧げて
この時に當りて、その御髮に結はせり。ここに小碓の命、その倭比賣の命御衣御裳を給はり、御懷れていでましき。
と呉服は御衣の袖を、自分の涙でぬらしながら
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
合掌の阿波の局の木像は安徳の御衣を纏ふと云ふも
閉戸閑詠 (新字旧仮名) / 河上肇(著)
幼きものを御衣の、もすその中に掻き抱き給うなる大慈大悲の御前、三千世界のいずれのところか菩薩捨身の地ならざるはなし、と教えられながらも
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
竹で計つて着物を拵へて、其着物を、節折の式に与つた人々に、分配なされる。あらよの御衣・にぎよの御衣といふのが、此である。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)