御衣おころも)” の例文
高野の大師堂では、毎年四月二十一日の御衣おころも替えに、大師堂の御像の衣を替えて見ると、いつもその一年の間に衣の裾が切れ、泥に汚れていました。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
越後えちごの七ふしぎの一つなる弘智法印こうちほういんの寺などでも、毎年四月八日の御衣おころもがえという日に、もとは海べ七浦の姥子うばこたち、おのおの一つかみずつのを持ちよって、一日のうちにつむり縫って
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)