“ぎょい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御意91.6%
御衣7.7%
漁衣0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「申し入れたき一議ござって、志水但馬、加藤源兵衛、二人揃って参上いたした。ついては佐原嘉門殿に、是非密々に、御意ぎょい得たい」
猫の蚤とり武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
内侍所ないしどころに雨や月影が洩って、冬ともなれば、御衣ぎょいしろにすら事を欠くと、勿体なげに沙汰する下々の憂いもまことであろう。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
腰切りの漁衣ぎょい、はだけた胸。その大胸毛は珍しくないが、石盤のような一枚肋骨あばらは、四せんの絶壁を思わすに充分である。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)