トップ
>
『四百年後の東京』
ふりがな文庫
『
四百年後の東京
(
よんひゃくねんごのとうきょう
)
』
都会の中央、絶壁屏風の如く、緑滴り水流れ、気清く神静かに、騒人は月をここに賞し、兇漢は罪をここに蔵す、これを現今の御茶の水の光景とす。紅塵万丈の中この一小閑地を残して荒涼たる山間の趣を留む、夫の錙銖を争ふ文明開化なる者に疑ひなき能はざるなり …
著者
正岡子規
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「日本」1899(明治32)年1月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
夫
(
か
)
隧道
(
ずいどう
)
華奢
(
かしゃ
)
煙草
(
タバコ
)
帆檣
(
はんしょう
)
憑
(
よ
)
蕩尽
(
とうじん
)
珈琲
(
コーヒー
)
画舫
(
がぼう
)
白鷺
(
しらさぎ
)
白鷼
(
はっかん
)
睥睨
(
へいげい
)
突兀
(
とっこつ
)
纏頭
(
てんとう
)
罹
(
かか
)
聳
(
そび
)
滴
(
したた
)
蛾眉
(
がび
)
貪
(
むさぼ
)
贅沢
(
ぜいたく
)
迂回
(
うかい
)
鉅万
(
きょまん
)
錙銖
(
ししゅ
)
雲髻
(
うんけい
)
驕奢
(
きょうしゃ
)
鳳凰
(
ほうおう
)
希臘
(
ギリシャ
)
凌
(
しの
)
割烹
(
かっぽう
)
厠
(
かわや
)
吾人
(
ごじん
)
喧伝
(
けんでん
)
孔雀
(
くじゃく
)
屍骸
(
しがい
)
屹然
(
きつぜん
)
巍然
(
ぎぜん
)
巨魁
(
きょかい
)
灑
(
そそ
)
悉
(
ことごと
)
捌
(
さば
)
掏摸
(
すり
)
攅
(
あつ
)
朽根
(
くちね
)
横
(
よこた
)
櫛
(
くし
)
殆
(
ほとん
)
不折
(
ふせつ
)