“錙銖”の読み方と例文
読み方割合
ししゅ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いで師の教えを受け、各この薬を磨くに、竜樹かおりぎてすなわち便ただちにこれを識る。数の多少を分かつに、錙銖ししゅも失うなし。
紅塵万丈こうじんばんじょうの中この一小閑地を残して荒涼たる山間の趣を留む、錙銖ししゅを争ふ文明開化なる者に疑ひなき能はざるなり。不折ふせつが画く所、未来の神田川、また余輩と感を同じうせし者あるに因るか。
四百年後の東京 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)