“希臘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ギリシャ45.2%
ギリシヤ30.3%
ギリシア19.1%
ぎりしゃ1.6%
ぎりしや1.1%
グレシア1.1%
ぐりーき0.5%
ギリシァ0.5%
ヘレニック0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二年後には、希臘(ギリシャ)古代の彫刻家を訳して仕舞えるだろうから、そして三年目には、又何か一寸した創作でもまとめて見たい気で居る。
偶感 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
新村氏は希臘(ギリシヤ)語や、羅甸(ラテン)語や、和蘭(オランダ)語や、そしてやくざな日本語が福神漬のやうに一杯詰つてゐる頭へ手を当てがつてじつと考へた。
希臘(ギリシア)の英雄アキレスは踵(かかと)だけ不死身ではなかったそうである。——即ちアキレスを知る為にはアキレスの踵を知らなければならぬ。
侏儒の言葉 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
伊勢鈴鹿川の琴の橋がその流下する水量に依(より)て音響を異(こと)にし、希臘(ぎりしゃ)イオリヤの琴の音調が樹(き)の間を吹く風に伴うが如く、教育の目的も世界の大勢に適応せしむることである。
教育の最大目的 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
然(しか)るに希臘(ぎりしや)の化物(ばけもの)の多(おほ)くは斯(かく)の如(ごと)く繼合(つぎあは)せ物(もの)である。故(ゆゑ)に眞(しん)の化物(ばけもの)と言(い)ふことは出來(でき)ないのである。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
珍奇な香水を盛つてある、細工の手の籠んだ小瓶は、皆自然に栓が抜けて、希臘(グレシア)美人の霊魂を弔ふ為めに、世に稀な薫(かをり)を立てた。
クサンチス (新字旧仮名) / アルベール・サマン(著)
しばし行けば、田隴(でんろう)の間塀をめぐらし杏の木茂れる一区斜面の地あり。此処は昔の寺の跡、今は希臘(ぐりーき)派の小庵、ヤコブの井は境内にあり。馬を下りて入る。
「今日の科学を盛るべき容器は既に希臘(ギリシァ)の昔に完成してそれ以後には何らの新しきものを加えなかった。」
比較科学論 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
元来ウイチグスという人は、亜剌比亜(アラブ)・希臘(ヘレニック)の科学を呼称したシルヴェスター二世十三使徒の一人なんだ。ところが、無謀にもその一派は羅馬(ローマ)教会に大啓蒙運動を起した。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)