“亜剌比亜”のいろいろな読み方と例文
旧字:亞剌比亞
読み方割合
アラビア70.8%
アラビヤ16.7%
あらびや8.3%
アラブ4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
マホメットという人物を宗祖として、近東亜剌比亜アラビアの沙漠の国へ興った、非常に武断的の宗教の、教主であるということであった。
生死卍巴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ニスのような皮膚をしたヌビヤ人、ターバンを巻いた亜剌比亜アラビヤ人。ガウンを纏った波斯ペルシャ人。そうしてみんな喋舌しゃべっていた。多くは大道商人である。
死の航海 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
天文地文数学などに極めて造詣の深かった亜剌比亜あらびや人の建築物たてものだけに、何処も彼処も幾何学的に、それでいて如何にも装飾的に、出来ているのでございます。
西班牙の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
元来ウイチグスという人は、亜剌比亜アラブ希臘ヘレニックの科学を呼称したシルヴェスター二世十三使徒の一人なんだ。ところが、無謀にもその一派は羅馬ローマ教会に大啓蒙運動を起した。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)