“アラビヤ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:あらびや
語句割合
亜剌比亜36.4%
阿剌比亜27.3%
亞剌比亞9.1%
亜刺此亜9.1%
亜刺比亜9.1%
荒火屋9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我々のかつて見たこともないような文字……言わばアルファベットに亜剌比亜アラビヤ文字の装飾を付けたと言ったような字を書いているのであった。
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
あによめの顔が泛び……友達たちの顔……その懐かしい故国への途々みちみち埃及エジプト阿剌比亜アラビヤあたりの沙漠や、ペルシャ湾印度洋の白波を、雲海遥かの下に俯瞰みおろしながら
仁王門 (新字新仮名) / 橘外男(著)
あだか昔物語むかしがたり亞剌比亞アラビヤ沙漠さばく大魔神だいましんみゐられたる綿羊めんようのごとく、のがれんとしてのがるゝあたはず、たゝかはんか、速射砲そくしやほうもガツトリングほう到底とうていちからおよばぬ海底かいていこの大怪物だいくわいぶつ奈何いかせん。
この海嘯つなみのちわかつたが、印度洋インドやうちうマルダイヷたう附近ふきん海底かいてい地滑ちすべりに原因げんいんして、亞弗利加アフリカ沿岸えんがんから、亞剌比亞アラビヤ地方ちほうへかけて、非常ひじやう損害そんがいあたへたさうだが、その餘波よはこの孤島はなれじままで押寄おしよせてたのである。
だが、まあ、君たちが飲んだ亜刺此亜アラビヤ風の薬の効き目はあらたかだったに違いないと信ずる。……さあ、直ぐに君たちの祝福された住居へ帰って来たまえ。(ねつさましなど飲む必要はないよ。)
亜刺比亜アラビヤ魔法まはふたち薄笑うすわらひ
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
内留ナイル河、比羅三井天ピラミイデ尻屋シリヤ羽禮須多院パレスタイン奈保禮恩ナポレオン和阿戸留樓ワートルロー治部良留多留ジブラルタル金田カナダ輕骨田カルコツタ荒火屋アラビヤ衞士府都エジプト麻田糟輕マダカスカル等々々トウトウトウ
新詩発生時代の思ひ出 (旧字旧仮名) / 土井晩翠(著)