“大怪物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だいかいぶつ50.0%
だいくわいぶつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まあ怪物ばけもの目方めかたがあってもなくっても、そんな事は構わないとして次に大怪物だいかいぶつである我々人間の事を少し考えたい、人間が五官によっている間はまだ悪い怪物ばけものである
大きな怪物 (新字新仮名) / 平井金三(著)
悪い事も考えれば善い事も考える、歩きたいと思えば足が動くし、手を揚げようとすれば手が揚がる、生理学者の説明はさることながらせんずるに人間は一向いっこうに判らない大怪物だいかいぶつである。
大きな怪物 (新字新仮名) / 平井金三(著)
怪物くわいぶつといふものがあるならば、この軍艇ぐんていこそたしか地球ちきゆう表面ひやうめんおいて、もつとおそるべき大怪物だいくわいぶつとして、なが歐米諸國をうべいしよこく海軍社會かいぐんしやくわい記臆きおくとゞまるであらう。
あだか昔物語むかしがたり亞剌比亞アラビヤ沙漠さばく大魔神だいましんみゐられたる綿羊めんようのごとく、のがれんとしてのがるゝあたはず、たゝかはんか、速射砲そくしやほうもガツトリングほう到底とうていちからおよばぬ海底かいていこの大怪物だいくわいぶつ奈何いかせん。