“だいかいぶつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
大怪物100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まあ怪物ばけもの目方めかたがあってもなくっても、そんな事は構わないとして次に大怪物だいかいぶつである我々人間の事を少し考えたい、人間が五官によっている間はまだ悪い怪物ばけものである
大きな怪物 (新字新仮名) / 平井金三(著)
悪い事も考えれば善い事も考える、歩きたいと思えば足が動くし、手を揚げようとすれば手が揚がる、生理学者の説明はさることながらせんずるに人間は一向いっこうに判らない大怪物だいかいぶつである。
大きな怪物 (新字新仮名) / 平井金三(著)
この自分が大怪物だいかいぶつである事を悟らずに種々いろいろ怪物ばけものの事を想像してやれ宙を飛んだり舞ったりするのが怪物ばけものであるの、怪物ばけもの目方めかたはないなぞと勝手に考える、しかしこれは疑えばうたがいが出て来る
大きな怪物 (新字新仮名) / 平井金三(著)