“ぎりしゃ”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ギリシャ
語句割合
希臘100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伊勢鈴鹿川の琴の橋がその流下する水量によりて音響をことにし、希臘ぎりしゃイオリヤの琴の音調がの間を吹く風に伴うが如く、教育の目的も世界の大勢に適応せしむることである。
教育の最大目的 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
パリスカスは部下をやって、その捕虜が埃及人か、どうか(というのは、埃及軍の大部分は希臘ぎりしゃ人その他の傭兵ようへいだったから)をたずねさせた。たしかに埃及人だという返辞である。
木乃伊 (新字新仮名) / 中島敦(著)
魯国ろこく宣教師に教化されし希臘ぎりしゃ教徒は国賊なり、監督教会は英国が世界を掠奪せんがための機関にしてその信徒は黄白こうはくのために使役せらるる探偵なり、長老教会は野望人士の集合所なり
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)