“傭兵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようへい80.0%
やといへい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
力強い喜びと血潮とのにおいがその戦いから立ちのぼっていた。クリストフの眼には近世の傭兵ようへいの面影が、勇壮な冒険者の面影が、そこから浮かび上がってきた。
パリスカスは部下をやって、その捕虜が埃及人か、どうか(というのは、埃及軍の大部分は希臘ぎりしゃ人その他の傭兵ようへいだったから)をたずねさせた。たしかに埃及人だという返辞である。
木乃伊 (新字新仮名) / 中島敦(著)
腹心の部下というのは数人で、あとは傭兵やといへいである。日当を貰い、御馳走酒にありつく目的で、ひやかし半分に入りこんでいる者もあった。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)