“傭聘”の読み方と例文
読み方割合
ようへい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時に当って朝日新聞から社員として傭聘ようへいするという話が始まって、遂に氏は意を決して大学講師の職を辞して新聞社員として立つ事になった。
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
石田は達見に往って、第二の下女の傭聘ようへいを頼んだ。お上さんは狆をいじりながら、石田の話を聞いて、にやりにやり笑っている。そしてこう云うのである。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
幸いこの国に傭聘ようへいせられて来た最初の鉄道技術者にはエドモンド・モレルのような英国人があって、この人は組織の才をもつばかりでなく、言うことも時務に適し
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)