“ようへい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
葉柄25.0%
傭兵25.0%
傭聘18.8%
陽平12.5%
壅蔽6.3%
要蔽6.3%
雇兵6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またザボンのなえ葉柄ようへいみきから芽出めだつ葉にもまた三出葉が見られることがあって、つまり遠い遠い前世界の時の葉を出しているのであることは
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
パリスカスは部下をやって、その捕虜が埃及人か、どうか(というのは、埃及軍の大部分は希臘ぎりしゃ人その他の傭兵ようへいだったから)をたずねさせた。たしかに埃及人だという返辞である。
木乃伊 (新字新仮名) / 中島敦(著)
石田は達見に往って、第二の下女の傭聘ようへいを頼んだ。お上さんは狆をいじりながら、石田の話を聞いて、にやりにやり笑っている。そしてこう云うのである。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
これへ臨む前に、沔陽べんようにも、陽平ようへいにも、石城方面へも、軍をわけて、自身はその中軍だけを率いてきたからである。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
近来輦轂れんこくの下、私に殺害等の儀これあり、畢竟ひっきょう言語壅蔽ようへい諸司不行届しょしふゆきとどきの致す所と深く恐れ入り候次第に付、上下の情実貫通し皇国の御為御不為に係り候儀は勿論
新撰組 (新字新仮名) / 服部之総(著)
一、要諌一条につき、事遂げざるときは鯖候とさしちがへて死し、警衛の者要蔽ようへいするときは切り払ふべきとのこと、実に吾がいはざるところなり。しかるに三奉行強ひて書載して誣服ぶふくせしめんと欲す。
留魂録 (新字旧仮名) / 吉田松陰(著)
支那の黄色の液体が戦線の雇兵ようへいに青いスラビの唇、大砲が走る。
恋の一杯売 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)