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傭兵
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ようへい
ふりがな文庫
“
傭兵
(
ようへい
)” の例文
力強い喜びと血潮との
匂
(
にお
)
いがその戦いから立ちのぼっていた。クリストフの眼には近世の
傭兵
(
ようへい
)
の面影が、勇壮な冒険者の面影が、そこから浮かび上がってきた。
ジャン・クリストフ:09 第七巻 家の中
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
パリスカスは部下をやって、その捕虜が埃及人か、どうか(というのは、埃及軍の大部分は
希臘
(
ぎりしゃ
)
人その他の
傭兵
(
ようへい
)
だったから)を
尋
(
たず
)
ねさせた。たしかに埃及人だという返辞である。
木乃伊
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
ところがローマ帝国の全盛時代になりますと、国民皆兵の制度が次第に破れて来て
傭兵
(
ようへい
)
になった。これが原因で決戦戦争的色彩が持久戦争的なものに変化しつつあったのであります。
最終戦争論
(新字新仮名)
/
石原莞爾
(著)
文芸復興期の
傭兵
(
ようへい
)
など、宇宙を荒した人類の旋風をことごとく、その墳墓から引き出していた——それも、残虐な軍隊と
囚
(
とら
)
われの婦女らに取り囲まれ、
殺戮
(
さつりく
)
のさなかにあっても平然として
ジャン・クリストフ:07 第五巻 広場の市
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
“傭兵”の意味
《名詞》
傭兵(ようへい)
金銭的報酬を条件に、雇傭されて軍務に服する兵士。雇われ兵士。
(出典:Wiktionary)
“傭兵”の解説
傭兵(ようへい、en: mercenary)は、金銭などの利益により雇われ、直接に利害関係の無い戦争に参加する兵またはその集団である。
「傭」という漢字が常用漢字および新聞漢字表に含まれないため、一部の新聞等の報道では「雇い兵」と表記される。
傭兵は現代でも存在しており、民間軍事会社のような新しい形態の傭兵も登場している。
(出典:Wikipedia)
傭
漢検準1級
部首:⼈
13画
兵
常用漢字
小4
部首:⼋
7画
“傭”で始まる語句
傭
傭人
傭船
傭入
傭主
傭聘
傭人等
傭婆
傭書
傭使