“輦轂”の読み方と例文
読み方割合
れんこく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
輦轂れんこくもと、一日もはやく、賊を潰滅して、かみを安んじ奉り、四民の安堵あんどをはかるのは、われらの任と信ずるものである。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
北海道を開墾するとか、或は移民地を探検する——馬鹿を吐けッ! 内地の本土の内で、人民の立派な土地を失う仕事をしている者が輦轂れんこくの下に在る!
渡良瀬川 (新字新仮名) / 大鹿卓(著)
近来輦轂れんこくの下、私に殺害等の儀これあり、畢竟ひっきょう言語壅蔽ようへい諸司不行届しょしふゆきとどきの致す所と深く恐れ入り候次第に付、上下の情実貫通し皇国の御為御不為に係り候儀は勿論
新撰組 (新字新仮名) / 服部之総(著)