“輦車”の読み方と例文
読み方割合
れんしゃ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
輦車れんしゃが寄せられて、内大臣家、大将家のために尚侍の退出に従って行こうとする人たちが、出立ちを待ち遠しがり、大将自身もむつかしい顔をしながら
源氏物語:31 真木柱 (新字新仮名) / 紫式部(著)
更衣が宮中から輦車れんしゃで出てよい御許可の宣旨せんじを役人へお下しになったりあそばされても、また病室へお帰りになると今行くということをお許しにならない。
源氏物語:01 桐壺 (新字新仮名) / 紫式部(著)
紫夫人には輦車れんしゃも許されるであろうが、自身には御所のある場所を歩いて行かねばならない不体裁のあることなども、明石は自身のためになげかずに源氏夫婦がみがきたてて太子に奉る姫君に
源氏物語:33 藤のうら葉 (新字新仮名) / 紫式部(著)