“沔陽”の読み方と例文
読み方割合
べんよう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
沔陽べんようの廟前に後主こうしゅ劉禅りゅうぜんが植えたというかしわの木が、唐時代までなお繁茂していたのを見て、杜子美がそれを題して詠ったものだといわれている。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
沔陽べんよう(陝西省・漢中の西方)に式殿と九重の壇をきずいて、五色の幡旗ばんきをつらね、群臣参列のうえ、即位の典は挙げられた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これへ臨む前に、沔陽べんようにも、陽平ようへいにも、石城方面へも、軍をわけて、自身はその中軍だけを率いてきたからである。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)