“劉禅”の読み方と例文
読み方割合
りゅうぜん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
延凞えんきの年号は、二十年を以てあらためられ、景燿けいよう元年となった。てい劉禅りゅうぜんは、この頃からようやく国政にみ、日夜の歓宴にひたりはじめた。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
事成るやただちに、孔明は祁山きざんへ向って軍をかえした。途中、表をしたためて、成都へ使いを立て、後主劉禅りゅうぜんへ勝ちいくさのもようを奏した。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
成都の上下は、き返るような歓呼だった。後主劉禅りゅうぜんにも、その日、鸞駕らんがに召されて、宮門三十里の外まで、孔明と三軍を迎えに出られた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)