“鸞駕”の読み方と例文
読み方割合
らんが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
成都の上下は、き返るような歓呼だった。後主劉禅りゅうぜんにも、その日、鸞駕らんがに召されて、宮門三十里の外まで、孔明と三軍を迎えに出られた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(汝、国を憂い、南陽諸道の軍馬を糾合きゅうごうして、日を期し、長安に出るあらば、朕また鸞駕らんがを備えて長安へむかい、相会してともに孔明をやぶらん)
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
侍従に命じて抱き起させ、また帝みずから御手をのばして、鸞駕らんがの内に孔明の座を分けあたえられた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)