“鸞帯”の読み方と例文
読み方割合
らんたい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見ると、鸞帯らんたいの中には、かの短刀、かの十両、さらに書類袋しょるいたいのうちからは、梁山泊りょうざんぱく晁蓋ちょうがいから彼に宛てた書面まで現われてきた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「嘘ばッかり。さ、きれいに出しておしまいなさいよ。それがいやなら、こっちも鸞帯らんたいは返さないからいい。返すもんか。どうあっても」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「知らんはずはない。たった今のことだ。……あの鸞帯らんたいには、役署の書類やら大事な物が入っている。後生だ、返してくれ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)