“希臘語”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ギリシャご80.0%
ギリシヤご20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
希臘語ギリシャごを解しプレートーを読んで一代の碩学せきがくアスカムをして舌をかしめたる逸事は、この詩趣ある人物を想見そうけんするの好材料として何人なんびと脳裏のうりにも保存せらるるであろう。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
もう一人の花房は、一週間以前『はち』へ藤沢と一しょに来た黒のソフトで、英仏独伊の四箇国語しかこくごのほかにも、希臘語ギリシャご羅甸語ラテンごの心得があると云う、非凡な語学通で通っていた。
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
然れども思へ、獄中のオスカア・ワイルドが行往坐臥に侶としたるも、こちたき希臘語ギリシヤごの聖書なりしを。(一月二十一日)