“巨魁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょかい87.5%
きよくわい6.3%
おやだま3.1%
かみ3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆえに、狐狸は妖怪中の巨魁きょかいとみてよろしい。されどその妖怪は、日本固有のものにあらずして、シナより輸入したるものである。
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)
たまたま! 赫奕かくやくたる明星みやうじやう持主もちぬしなる、(おう)の巨魁きよくわい出現しゆつげんじゆくして、天公てんこう使者ししやくちりて、あらかじいんをなすものならむか。
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
此人このひと海軍兵學校かいぐんへいがくかう生活中せいくわつちう大食黨たいしよくたう巨魁おやだまで、肺量はいりやう五千二百、握力あくりよく七十八、竿飛さをとびは一じやうじやくまでんで、徒競走フートレース六百ヤードを八十六びやうはしつたといふをとこ、三ねん在學中ざいがくちうつね分隊ぶんたいだいばん漕手さうしゆとして
一一九応保おうほうの夏は美福門院びふくもんゐんいのちせまり、長寛ちやうくわんの春は一二〇忠通ただみちたたりて、われも其の秋世をさりしかど、なほ一二一嗔火しんくわさかんにしてきざるままに、つひに大魔王となりて、三百余類の巨魁かみとなる。