“熾”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
さか38.5%
さかん31.3%
おこ23.5%
さかり1.7%
1.1%
1.1%
0.6%
0.6%
はげ0.6%
ほて0.6%
(他:1)0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“熾”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]20.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.7%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行1.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
だによって、この五升五合が逆かさに上ると、上ったところだけはさかんに活動するが、その他の局部は欠乏を感じて冷たくなる。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
二人の手はしっかりと結ばれ合っていたが、浪路の目かおには、からみつくような執念が、ますます燃えさかって来るばかりだった。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
加之しかも其処は破れ壁から北風が吹き通し、屋根が低い割に炉が高くて、さかんな焚火は火事を覚悟しなければならなかった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
いずれも若い、三十許少わずかに前後。気を負い、色さかんに、心を放つ、血気のその燃ゆるや、男くささは格別であろう。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
お留 なにしろ、もう歸つてお出でなさるだらうから、早く火でもおこして置いてあげたら何うです。外は隨分寒うござんすよ。
俳諧師 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
焔を上げてはいなかったが、カッとおこっている焚火に照らされ、老人と老婆だということが、陶器師の眼に見てとれた。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
まさに沒せんとする日はさかりなる火の如く、天をば黄金色ならしめ、海をば藍碧色ならしめ、海の上なる群れる島嶼たうしよをば淡青なる雲にまがはせたり。
夜はいとあかけれど、強く寒き風はたちまち起りぬ。まさに没せんとする日はさかりなる火の如く、天をば黄金色わうごんしよくならしめ、海をば藍碧色らんぺきしよくならしめ、海の上なる群れる島嶼たうしよをば淡青たんせいなる雲にまがはせたり。
ヴエスヴイオ山 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
煙はさかんにして火は遂にえたり、けんは抜かれて血は既に流されたり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
明敏な知力と精鋭な感受性と豊富な生活力とが、彼のうちにえたっていた。
ふゆごもりはる大野おほぬひとらねかもこころく 〔巻七・一三三六〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
彼女のきつくような恋情に僕が負かされて、遂いに結婚するようなはめになったのだが、安子の第六感、いや第七感だそうだが、最初のうちは全く重宝だった。
魔性の女 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
いや、諸々の原因は数えあげることは出来たが、その諸々の原因そのものが本来なれば胸の火をより燃えからしむべき薪である筈だった。
十姉妹 (新字新仮名) / 山本勝治(著)
そこで孔生は泊ることにして少年とねだいをともにして寝たが、朝になってまだうす暗いうちに僮子こぞうが来て炭火を室の中できだしたので、少年はさきに起きて内寝いまへ入ったが、孔生はまだ夜着よぎにくるまって寝ていた。
嬌娜 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
暴徒の勢いは意外にはげしく、かつ、板倉内膳正重昌ないぜんのしょうしげまさ討死のことなどがあったので、忠利は翌十五年正月、自ら島原に出陣した。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひたすら耳が鳴り顔が火のようにほてって、彼の眼前にある驚くべきもの以外の世界が
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
壮年必ズ八表ニ仁風ヲサカンニシ
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)