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熾
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さかり
ふりがな文庫
“
熾
(
さかり
)” の例文
焔は忽ち
熾
(
さかり
)
なり、とみれば、また、かつがつうちしめて滅し去る、怪みて人に問へば、これ
各
(
おの/\
)
わが家の悲しき
精霊
(
しやうりやう
)
の今宵ふたたび冥々の途に就くを
愴
(
いた
)
み
松浦あがた
(新字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
夜はいと
明
(
あか
)
けれど、強く寒き風は
忽
(
たちま
)
ち起りぬ。
将
(
まさ
)
に没せんとする日は
熾
(
さかり
)
なる火の如く、天をば
黄金色
(
わうごんしよく
)
ならしめ、海をば
藍碧色
(
らんぺきしよく
)
ならしめ、海の上なる群れる
島嶼
(
たうしよ
)
をば
淡青
(
たんせい
)
なる雲にまがはせたり。
ヴエスヴイオ山
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
夜はいと
明
(
あか
)
けれど、強く寒き風は忽ち起りぬ。
將
(
まさ
)
に沒せんとする日は
熾
(
さかり
)
なる火の如く、天をば黄金色ならしめ、海をば藍碧色ならしめ、海の上なる群れる
島嶼
(
たうしよ
)
をば淡青なる雲にまがはせたり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
熾
漢検1級
部首:⽕
16画
“熾”を含む語句
熾烈
熾盛
熾火
煩悩熾盛
熾熱
熾熱燈
熾々
有栖川宮熾仁
熱熾
熾仁
熾仁親王
熾然
盛熾
薬師熾盛光
逆焔仍熾
高熾