“熾火”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おきび50.0%
おき25.0%
しくわ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとへば數多き熾火おきびよりたゞ一の熱のいづるを感ずる如く、數多き愛の造れるかのかたちよりたゞ一の響きいでたり 一九—二一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
と、お三は、また、疎らな歯を剥き出して、ニタリとしたが、手早く、火鉢の熾火おきをかき立てて
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
われは我鍾愛しようあいの物、我がしば/\接吻せし物、我が心血をそゝぎし物、我が性命ある活思想とも稱すべき物をもて、熾火しくわの裡になげうちたり。我詩卷は炎々として燃え上れり。