“熾熱燈”の読み方と例文
読み方割合
しねつとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中等室の卓のほとりはいと靜にて、熾熱燈しねつとうの光の晴れがましきも徒なり。今宵は夜毎にこゝに集ひ來る骨牌かるた仲間も「ホテル」に宿りて、舟に殘れるは余一人のみなれば。
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
中等室のつくえのほとりはいと静かにて、熾熱燈しねつとうの光の晴れがましきもあだなり。今宵こよいは夜ごとにここにつどい来る骨牌カルタ仲間も「ホテル」に宿りて、舟に残れるは一人ひとりのみなれば。
舞姫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
石炭をばや積み果てつ。中等室のつくゑのほとりはいと静にて、熾熱燈しねつとうの光の晴れがましきもいたづらなり。今宵は夜毎にこゝに集ひ来る骨牌カルタ仲間も「ホテル」に宿りて、舟に残れるは余一人ひとりのみなれば。
舞姫 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)