“漑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そそ66.7%
そゝ16.7%
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてそれを沢山の花圃はなばたけや植木にそそがなければならなかった。その頃かかっていた病身な出戻りの姉娘の連れていた二人の子供の世話も、朝晩に為なければならなかった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
われは我鍾愛しようあいの物、我がしば/\接吻せし物、我が心血をそゝぎし物、我が性命ある活思想とも稱すべき物をもて、熾火しくわの裡になげうちたり。我詩卷は炎々として燃え上れり。
方棟は蘭が好きで、園へいろいろの蘭を植えて日常ひごろ水をけていたが、目が見えなくなってからはそのままにしてあったので、その言葉を聞くとあわてて細君に言った。
瞳人語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)