“内寝”の読み方と例文
読み方割合
いま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
公子の妹の嬌娜とおば松姑しょうこが伴れだって来た。親子はいそいで内寝いまへ入った。しばらくして公子は嬌娜を伴れて来て孔生を見せた。
嬌娜 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
そこで孔生は泊ることにして少年とねだいをともにして寝たが、朝になってまだうす暗いうちに僮子こぞうが来て炭火を室の中できだしたので、少年はさきに起きて内寝いまへ入ったが
嬌娜 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
曾は家を没収せられ雲南軍にやられるということを聞かされて驚きおそれていると、やがて数十人の剣を帯びほこを操った武士が来て、そのまま内寝いまへ入って曾の衣冠をいで、妻といっしょに縛った。
続黄梁 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)