“榻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねだい41.8%
とう32.8%
こしかけ9.0%
しぢ6.0%
たふ1.5%
いす1.5%
しい1.5%
しじ1.5%
だい1.5%
とこ1.5%
トン1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「僕の家は貧乏ですが、を置く位の所はあります、きたなくておかまいがなけりゃ、へ往かなくってもいいじゃありませんか」
黄英 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
室内にいれば、そののそばに這っている。庭に出れば、その足もとに這って来る。外へ出れば、やはりそのあとから付いてくる。
青蛙堂鬼談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
倒るゝ如くに路の邊のに倚りて、灼くが如く熱し、にて打たるゝ如く響く頭を榻背に持たせ、死したる如きさまにて幾時をか過しけん。
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
百夜がきに、今や我も數書くまじ、只〻つれなき浮世とめても、命ある身のさすがに露とも消えやらず、我が思ふ人の忘れ難きを如何にせん。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
噴水の銀線は日にかゞやけり。柱弓の下にはあまた置きたるに、家の人も賓客も居ならびたり。群衆は忽ち寺門よりり出でたり。
その時彼は十歳にもならぬ脾弱な子供で、竹榻の上に横たわり、祖母はに坐していろんな面白い昔話をしてくれた。祖母は彼女の祖母から聴いた話をした。陳氏の先祖は大金持だよ。
白光 (新字新仮名) / 魯迅(著)
あとから来た青糸毛のうしろに、黒塗りの鷺足のが据えられて、うしろがさやさやと巻きあげられると、内から玉藻の白い顔があらわれた。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
れというものはこの家にないはずであるが、供の人たちへの手前もあって家の上へは上がらず車のという台を腰掛けにして妻戸の前で今まで薫は右近と語っていたのである。
源氏物語:54 蜻蛉 (新字新仮名) / 紫式部(著)
一行は手をあげて礼をして、にあがってめいめいに話したが、皆曾が宰相になれると言われたことを祝った。曾の心はひどく高ぶって、仲間に指をさして言った。
続黄梁 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
天明、を下る時、黄生『卿の為にこそここには来つれ、これよりは孤寂の思ひをなせしめそ』とあるに、絳雪ほほゑみ諾へり。
『聊斎志異』より (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
五郎大夫は、臥床から降りて、(陶器製の腰掛け)へ腰を移しながら
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)