“柱弓”の読み方と例文
読み方割合
せりもち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
噴水の銀線は日にかゞやけり。柱弓せりもちの下にはたふあまた置きたるに、家の人も賓客も居ならびたり。群衆は忽ち寺門よりみなぎり出でたり。
くづれたる家の傍、斷えたる水道の柱弓せりもちほとりを、夢心に過ぎゆけば、血の如く紅なる大月たいげつ地平線よりまろがり出で、輕く白きもや騎者のりてかうべめぐりてひらめき飛べり。