“柱暦”の読み方と例文
読み方割合
はしらごよみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さあ、ぢかに私が言つてもいゝが——。」浅子女史は鴉のやうにぶる/\肩をふるはせながら、柱暦はしらごよみを見た。暦には三月——日と出てゐた。
そんな対話を聞きながら、巻煙草をくわえた洋一は、ぼんやり柱暦はしらごよみを眺めていた。中学を卒業して以来、彼には何日なんにちと云う記憶はあっても、何曜日かは終始忘れている。
お律と子等と (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
葛飾北斎は江戸の町を柱暦はしらごよみを売り歩いていた。
北斎と幽霊 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)