“柱松”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はしらまつ66.7%
はしらもと33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六波羅の軍勢四千と称するものが、尼ヶ崎、神崎、柱松はしらまつのあたりに着き、午ごろにはもう大江の渡辺橋わたなべばし(現今の天満橋てんまばし辺)の北岸にはチラチラ偵察の影などみせていた。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
火を焚く慣行は迎え火送り火・火振ひぶり松明たいまつ柱松はしらまつなど、こちらはほとんと普通になっているのに、島に渡ってから、是が新旧の目標となっているなどは、この祭り月の相違とともに
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
そのため旅人は路程を迂回まわり、家々ではとぼそを閉じまするような有様。既に柱松はしらもとに陣を取り、明朝此方へ取りかからん構え、必死に見えましてござりまする
赤坂城の謀略 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)