しじ)” の例文
けがれというものはこの家にないはずであるが、供の人たちへの手前もあって家の上へは上がらず車のしじという台を腰掛けにして妻戸の前で今まで薫は右近と語っていたのである。
源氏物語:54 蜻蛉 (新字新仮名) / 紫式部(著)