“脚榻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゃたつ80.0%
きやたつ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのね、手水鉢ちょうずばちの前に、おおきな影法師見るように、脚榻きゃたつに腰を掛けて、綿の厚い寝子ねこうずくまってるのが、何だっけ、君が云った、その伝五郎。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これもまた会社の人夫が脚榻きゃたつを担いで一軒一軒点火して回ったが、二十八、九年頃には電灯の世界となって、ガスやランプの街の灯は早くも退却。
明治世相百話 (新字新仮名) / 山本笑月(著)
わがのぼる脚榻きやたつ昨夜よべの霜おけり高き小枝さえだに柿の實ちぎる
続生活の探求 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)