“臥榻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がとう57.1%
ぐわたふ14.3%
しとね14.3%
ねいす14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして外衣を着けて琥珀と猫眼石とのめ込みのある臥榻がとうに凭れて充分に涼を納れた頃に、女が来てさらにこちらへと導いていった。
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
バルキスはほほゑみながら眼を閉ぢて、紫の臥榻ぐわたふの上に横はつて居た。
バルタザアル (新字旧仮名) / アナトール・フランス(著)
君が臥榻しとねはまことにうつくし、されど君が玉座はそれよりも美し
ウスナの家 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
彼は独り自分の臥榻ねいすの上にもたれて、黄金色きんいろの長髪の間にはなはだ高い眉がしらをややしわめて、旧游きゅうゆうの地ビルマ、ビルマの夏の夜を偲んでいたのだ。
鴨の喜劇 (新字新仮名) / 魯迅(著)