“臥戸”の読み方と例文
読み方割合
ふしど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八五廿日あまりの月も出でて、古戸のすきに洩りたるに、夜の深きをもしりて、いざ休ませ給へとて八六おのれも臥戸ふしどに入りぬ。
父はもう臥戸ふしどへ入っているし、門人たちはみんな月見に出て行ったはずである、誰だろう……と思っているとまたしても
半化け又平 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
夫婦が互の出来栄できばえをめ合ったりして、先ずはその夜の遊興もみやびやかに終りを告げてから、程なく二人が臥戸ふしどへ引き取ったのはの刻を過ぎていた。