“臥龍”のいろいろな読み方と例文
新字:臥竜
読み方割合
がりゅう50.0%
がりょう37.5%
ぐわりよう12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「かかる雪中、臥龍がりゅうをおたずねあるは、そも、何事ですか。また将軍こそ、如何なるお人か?」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
臥龍がりょうに這った松の木に足をふみかけ、その丘の上から卍丸の船影を見下ろしていた武士がある。それは法月弦之丞であった。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
よく/\これさつすべきことなりしゆんも人なりわれも人なり智に臥龍ぐわりよう(孔明の事なり)ゆう關羽くわんうの如きもの當世たうせいの人になからんやこゝに有章院殿の御代大岡おほをか越前守伊勢山田奉行ぶぎやうとなりてかしこに至り諸人しよにん公事くじ彼地かのちにて多く裁許さいきよあり先年より勢州路せいしうぢ紀州領きしうりやう境論さかひろん公事くじありてやむ事なし山田奉行かはりのたび事にねがひ出るといへども今もつて落着らくちやくせず是は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)