“がりょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
臥龍25.0%
臥竜25.0%
雅量25.0%
画龍16.7%
伽陵8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それがしも満足。御辺もこれで、まずは深淵を出て、風雲の端に会したというもの。臥龍がりょう、いよいよご自重じちょうあれや」
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
名利に恬淡てんたん出世を望まず、そのため田舎へ引っ込んではいるが剣客中での臥竜がりょうである。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「何うかしているよ、君は。雅量がりょうに乏しいんだね」
首切り問答 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
画龍がりょう点睛てんせいを欠く」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
螺鈿らでんちりばめた御机の上に、あの伽陵がりょうの笙と大食調入食調の譜とが、誰が持って来たともなく、ちゃんと載っていたと申すではございませんか。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
この少納言は、伽陵がりょうと云う名高い笙と、大食調入食調だいじきちょうにゅうじきちょうの譜とを、代々御家に御伝えになっていらっしゃる、その道でも稀代きだいの名人だったのでございます。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)