“がりゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
臥龍40.0%
我流30.0%
臥竜20.0%
画竜10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると、この野盗やとうかしらとみえて、ふとい声が土手どての上からひびいた。ヒョイとそこをふりあおぐと、臥龍がりゅうにはった松の木のねッこに、手下のかせぐのをニヤニヤとながめている者がある。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ことに英吉利イギリス人は気に喰わない。一から十まで英国が模範であると云わんばかりの顔をして、何でもかでも我流がりゅうで押し通そうとするんですからね」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ひと本の短かい幹から五十間四方に蔓っているという臥竜がりゅうノ松。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
其死が夫人おくさん、あなたをはじめとして全世界に彼様あん警策けいさくを与えることが出来たでしょう乎。あの最後さいご臨終りんじゅうあるが為に、先生等身の著作、多年の言説に画竜がりゅうせいてんじたのではありますまい乎。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)