“英吉利”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
イギリス94.6%
いぎりす2.3%
ギイリス1.6%
えぎりす0.8%
えげれす0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東禅寺に浪士の襲撃を受けた英吉利イギリスの特命全権公使サア・ルサアフォオド・オルコックは我我日本人の音楽にも騒音を感ずるばかりだった。
侏儒の言葉 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
仏蘭西フランスから英吉利イギリスに渡り、英吉利から和蘭オランダ独逸ドイツ瑞西スイスとまわって伊太利イタリーのミラノに来た。
(新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
気が利かないといおうか、即座の間に合わないと言おうか、とにかく、この時ほど英吉利イギリスの社会を不便だ、間が抜けてると感じたことはなかった。
英吉利イギリス海岸かいがんけば何所どこにでも、うみなかおよいでる澤山たくさん機械きかいられる
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
敵の飛行船が巴里に襲って来た最初の晩は眠られなかったという画家の小竹も、その一行に加わって八月の半には既に英吉利イギリス海峡を越えて行った。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
英吉利いぎりす野暮堅やぼがた真面目まじめ一方いつぱうくになれば、人間にんげん元来ぐわんらい醜悪しうあくなるにおかれずして
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
私は朝の鴉を愛する。英吉利いぎりすふうのフロックの、青年紳士の散歩者のやうに、いかにも軽快な歩調で、かるく飛ぶやうに、幾分しめつた朝の路上の明るさを、気軽るに歩るき廻つてゐる姿はよい。
私は解らずなりにも英吉利いぎりすの文学をその頃かなりに読んでゐた。
紅葉山人訪問記 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
あめりか人の・英吉利ギイリス人の・仏蘭西フランス人の・希臘ギリシャ人の・日本人の、好奇なウィンタスポウツ旅客団の襲来によって——これは、近代の恋愛に特有な、週期的な雪解けの微風である。
踊る地平線:11 白い謝肉祭 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
では、英吉利ギイリスよ、「さよなら!」
英吉利えぎりすの兵営なるかかたはらに軍馬ぐんば調練てうれんせるところあり
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
したがって、たいへんご内福で、それに、このたび、鹿児島の英吉利えげれす騒動につらなって藩の武器買入れのため、御用金をたんとお預りになっていらっしゃるので、ついこの裏のお金蔵には
顎十郎捕物帳:16 菊香水 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)