“英吉利語”の読み方と例文
読み方割合
イギリスご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先生の僕と談ずるや、テエブルの上に数枚の藁半紙を置き、手は鉛筆を動かしてさっさと漢字を書きながら、口はのべつ幕なしに英吉利語イギリスごをしゃべる。
北京日記抄 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
春子は佛蘭西語と英吉利語イギリスごとを語り得る異樣なる變り花として自分の眼を射たのだ。自分は春子が外國人を其の戀人に撰んだと云ふ事實を、唯だ/\嬉しく思ふ。頼もしく思ふ。
新帰朝者日記 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)
中庸とは英吉利語イギリスごの good sense である。わたしの信ずるところによれば、グッドセンスを待たない限り、如何なる幸福も得ることは出来ない。
侏儒の言葉 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)