“英吉利人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
イギリスじん83.3%
イギリスびと16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我我は盗賊、殺戮さつりく姦淫かんいん等に於ても、決して「黄金の島」を探しに来た西班牙人スペインじん葡萄牙人ポルトガルじん和蘭人オランダじん英吉利人イギリスじん等に劣らなかった。
侏儒の言葉 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
主婦は北の国に似合わしからぬ黒い髪と黒いひとみをもっていた。けれども言語は普通の英吉利人イギリスじんと少しも違ったところがない。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
かくて漁師の娘とはなりぬれど、弱き身には舟のかじ取ることもかなはず、レオニのあたりに、富める英吉利人イギリスびとの住めるにやとはれて、小間使こまづかいになりぬ。
うたかたの記 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
わが雇はれし英吉利人イギリスびとの住みしは、この半腹はんぷくの家なりき。
うたかたの記 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)