“英吉利旦那”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
イギリスマスター50.0%
イギリスだんな50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
英吉利旦那イギリスマスターのすばらしい自用車、あんぺらを着た乞食こじきども、外国人に舌を出す土人の子、路傍に円座して芭蕉ばしょうの葉に盛ったさいごん米とドライカレーを手づかみで食べている舗装工夫の一団
ヤトラカン・サミ博士の椅子 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
婆羅門の社祠しゃしも、学者たちの墓跡も、タミル族の民族精神も、女給に出ているその娘どもも、彼女らの美しい yoni も、いまはすっかり、じつにすっかり英吉利旦那イギリスマスターの「文明履物かわぐつ」によって
ヤトラカン・サミ博士の椅子 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
その広告紙には、博士が、話しかけながら、日本人の旅行者夫妻にも見せたように、こう英吉利旦那イギリスだんなの文字がつながっていた。
ヤトラカン・サミ博士の椅子 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
はじめ日本人が梵語ぼんごであろうと取ったところの、つまり、それほど自家化している、英吉利旦那イギリスだんなのことばを、例のうす眠たい東洋的表現とともに、ふわりと、じつにふわありと投げかけた。
ヤトラカン・サミ博士の椅子 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)