“イギリスマスター”の漢字の書き方と例文
語句割合
英吉利旦那100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
英吉利旦那イギリスマスターのすばらしい自用車、あんぺらを着た乞食こじきども、外国人に舌を出す土人の子、路傍に円座して芭蕉ばしょうの葉に盛ったさいごん米とドライカレーを手づかみで食べている舗装工夫の一団
ヤトラカン・サミ博士の椅子 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
婆羅門の社祠しゃしも、学者たちの墓跡も、タミル族の民族精神も、女給に出ているその娘どもも、彼女らの美しい yoni も、いまはすっかり、じつにすっかり英吉利旦那イギリスマスターの「文明履物かわぐつ」によって
ヤトラカン・サミ博士の椅子 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
おそらくは英吉利旦那イギリスマスターの着古しであろうぼろぼろのシャツのすそ格子縞こうしじま腰巻サアロンの上へ垂らして、あたまをシイニョンに結い上げて、板きれへ革緒かわおをすげた印度インド履き物を素足すあしで踏んで、例の移動椅子いすに腰かけて
ヤトラカン・サミ博士の椅子 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)