“格子縞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうしじま88.9%
かうしじま3.7%
かうしゞま3.7%
チェック3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことしの晩秋、私は、格子縞こうしじまの鳥打帽をまぶかにかぶって、Kを訪れた。口笛を三度すると、Kは、裏木戸をそっとあけて、出て来る。
秋風記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
自分は錫蘭セイロンで、赤い格子縞かうしじまの布を、頭と腰とに巻き附けた男に、美しい、青い翼の鳥を買はせられた。
妄想 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
女はお光を見て、微笑びせうらしつゝ、立つて行つたが、やがて荒い格子縞かうしゞま浴衣ゆかたを二組持つて來て
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
毛皮服のミアルカ、格子縞チェックのマルゲリット。そして彼女はリゼットを見るや「おや!」とった。「けたね。」とも云った。
売春婦リゼット (新字新仮名) / 岡本かの子(著)