“竹格子”の読み方と例文
読み方割合
たけごうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
縁側(えんがわ)へ腰をかけたりして、勝手な出放題を並べていると、時々向うの芸者屋の竹格子(たけごうし)の窓から、「今日(こんち)は」などと声をかけられたりする。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
苦界(くがい)十年親のために身を売りたる遊女が絵姿(えすがた)はわれを泣かしむ。竹格子(たけごうし)の窓によりて唯だ茫然(ぼうぜん)と流るる水を眺むる芸者の姿はわれを喜ばしむ。
浮世絵の鑑賞 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
路次の中へ路次が通じて迷図(めいず)のように紛糾した処には、一二年前まで私娼のいた竹格子(たけごうし)の附いた小家(こいえ)が雑然と簷(のき)を並べていたが、今は皆禁止せられて、僅(わず)かに残った家は
水魔 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)