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苦界
ふりがな文庫
“苦界”の読み方と例文
読み方
割合
くがい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くがい
(逆引き)
「そう云わなくても四十九回、
始終
(
しじゅう
)
苦界
(
くがい
)
さ。そこでこの機会に於て、
遺言
(
ゆいごん
)
代りに、子沢山の子供の上を案じてやってるんだあナ」
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
畢竟するに婦人が婚姻の契約を
等閑
(
なおざり
)
に附し去り、却て自から其権利を棄てゝ自から鬱憂の淵に沈み、習慣の
苦界
(
くがい
)
に苦しむものと言う可し。
女大学評論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
苦界
(
くがい
)
十年親のために身を売りたる遊女が
絵姿
(
えすがた
)
はわれを泣かしむ。
竹格子
(
たけごうし
)
の窓によりて唯だ
茫然
(
ぼうぜん
)
と流るる水を眺むる芸者の姿はわれを喜ばしむ。
浮世絵の鑑賞
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
苦界(くがい)の例文をもっと
(26作品)
見る
“苦界”の意味
《名詞》
(仏教)苦しみが絶えない人間の世界。
遊女の身の上。
(出典:Wiktionary)
苦
常用漢字
小3
部首:⾋
8画
界
常用漢字
小3
部首:⽥
9画
“苦”で始まる語句
苦
苦悶
苦笑
苦々
苦痛
苦患
苦力
苦労
苦手
苦衷
検索の候補
一苦界
世界苦
界皆苦我當度
“苦界”のふりがなが多い著者
高見順
九鬼周造
近松秋江
三遊亭円朝
二葉亭四迷
作者不詳
福沢諭吉
中里介山
上田敏
ハンス・クリスチャン・アンデルセン