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『東光院』
ふりがな文庫
『
東光院
(
とうこういん
)
』
東光院の堂塔は、汽動車の窓から、山の半腹に見えてゐた。青い木立の中に黒く光る甍と、白く輝く壁とが、西日を受けて、今にも燃え出すかと思はれるほど、鮮やかな色をしてゐた。 長い/\石段が、堂の眞下へ瀑布を懸けたやうに白く、こんもりとした繁みの間 …
著者
上司小剣
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文章世界」1914(大正3)年1月
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約36分(500文字/分)
朗読目安時間
約59分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
私
(
あたへ
)
直
(
ぢつ
)
私
(
わたへ
)
退
(
すべ
)
父
(
とツ
)
坐
(
そゞろ
)
𢌞
(
ま
)
微笑
(
びせう
)
宛
(
まる
)
難
(
むつ
)
冷
(
ひやゝ
)
方
(
ぱう
)
纏
(
まとひ
)
恐怖
(
おそろ
)
仰
(
おつ
)
阿母
(
おか
)
突
(
つゝ
)
緩
(
ゆつ
)
難
(
むづ
)
何家
(
どつ
)
佳
(
え
)
邊
(
あた
)
寂
(
さみ
)
轟
(
がう
)
實
(
みの
)
餘
(
あん
)
食卓
(
ちやぶだい
)
類
(
るゐ
)
留
(
とゞ
)
白衣
(
はくえ
)
矢張
(
やつぱり
)
折敷
(
をしき
)
私等
(
わたへら
)
端折
(
はしを
)
嗄
(
かす
)
搖
(
うご
)
衆
(
しう
)
刻
(
ほ
)
臭
(
にほ
)
漸
(
やつ
)
忙
(
いそ
)
上手
(
じやうず
)
燐寸
(
まつち
)
注
(
そゝ
)
決
(
きま
)
疲勞
(
くたぶ
)
皆
(
み
)
後
(
おく
)
仰
(
あふ
)
砂埃
(
すなぼこ
)
阿母
(
おかあ
)
土埃
(
つちぼこ
)
何
(
な
)
此方
(
こつち
)
抱
(
かゝ
)
噂
(
うは
)
返
(
か
)
染
(
にじ
)
踊
(
をどり
)
哀
(
あは
)
調
(
とゝの
)
出納
(
でをさ
)
方
(
はう
)
衆
(
しゆ
)
羽織
(
ばおり
)
刺繍
(
ぬひ
)
舊
(
きう
)
動
(
やゝ
)
厭
(
い
)
女將
(
ぢよしやう
)
潤
(
うるほ
)
滴
(
したゝ
)
眞
(
ま
)
眞個
(
ほんとう
)
在所
(
ざいしよ
)
嫉
(
そね
)
氣
(
げ
)
寂
(
さ
)
籠
(
かご
)
尊
(
たふと
)
細
(
こまか
)
架
(
かゝ
)
縮
(
ちゞ
)
纏
(
まつ
)
纔
(
わづか
)
聲
(
せい
)
股立
(
もゝだち
)
背
(
せな
)
化粧
(
けしやう
)
俄
(
にはか
)
光
(
みつ
)
交際
(
つきあひ
)
指揮
(
さしづ
)
催
(
もよ
)
追手
(
おつて
)
拵
(
こし
)
雌
(
めん
)
後
(
うしろ
)
伴
(
ともな
)
間
(
けん
)